今日で3回目の登場、キセ石材・事務員No.3です
今回は前回に続いて 如来グループ の中から
大日如来と薬師如来について勉強したいと思います
大日如来は、空海が中国から日本に伝えた真言密教の御本尊です
この仏様は、宇宙そのものであり、仏法そのものというべき存在で
この世の最高位の存在とされています
また、真言密教ではすべての仏様は、大日如来の化身とされ、
如来も、菩薩も、明王や天も、すべて大日如来が
時と場合に応じて変化した姿だと考えられています
大日如来は、慈悲を象徴する胎蔵界と、
知恵を象徴する金剛界の二つの世界に存在していて、
それぞれに真言と印相(両手の形)があるので、
違いがわかるそうです
この違いを絵で表現したものが「曼荼羅」です
薬師如来は、病に苦しむ人々を救う如来です
見分ける外見的特徴は、左手に薬壺(やっこ)と呼ばれる壺を
持っていることが多いので、判別できます
いくらつかっても減ることもなく、どんな病気にも効く万能薬が入っているそうです
阿弥陀如来は来世の安らぎを約束するのに対して、
薬師如来は現世での安泰を見守ってくれている存在だそうです