今日から11月です 朝晩は寒い日も増えてきました
寒暖の差の激しい日が続いていますが
皆様お元気にお過ごしでしょうか キセ石材・事務員No.3です
前回は、「第十一番 上醍醐 准胝堂」について勉強したので、
今回は「第十二番 正法寺」です
大津市と宇治市の境にある標高443mの岩間山中腹にある
岩間山 正法寺は、 通称 岩間寺といいます
厄除け、雷除け、ぼけ封じのお寺とされています
養老6年(722年)、元正天皇勅願により泰澄大師が開山したとされています
歴代の天皇が訪れていたそうで、当時は、熊野、吉野に並ぶ日本三大霊場の一つ
だったそうです
開山当初より水の乏しいところであったので、雷は自らの爪で
井戸を掘ったと言われている「雷神爪堀湧水」と呼ばれる霊泉には、
元正天皇が詠んだとされている
わきいずる 岩間の水はいつまでも つきせぬ法の み仏の影
という歌が伝えられているそうです
江戸時代、松尾芭蕉もこのお寺を訪れて、
「古池や 蛙とびこむ 水のおと」と詠んだと伝えられている
「芭蕉の池」もあるそうです
御詠歌は、
水上は いづくなるらん 岩間寺 岸打つ波は 松風の音
御本尊は、三重の御厨子に納められた約15センチの千手観世音菩薩
宗派は、真言宗醍醐派