今回で5回目となります、キセ石材・事務員No.3です
前回は、菩薩グループの中から薬師如来とその両脇におられる
日光菩薩、月光菩薩について勉強しましたが、
今回は千手観音菩薩について勉強したいと思います
別名は、千手千眼観自在菩薩(せんじゅせんげんかんじざいぼさつ)
千の眼で人々が悩み苦しんでいる様子を見て、
千の手で人々を救済する菩薩という意味だそうです
しかし、実際に仏像にする場合、千本の手を付けるのが難しい為、
手は42本にまとめられて表されているようです
胸の中央で合掌している2本の手を除く40本の手が
1本につき25人ずつ、合計千人を救済してくれるということです
その42本の手にも様々な「持物」貴重なアイテムを持っています
その為、様々な苦難に対処して救済してくれるとっても頼りになる
存在だと言えるでしょう
この千手観音像を祀るお寺で特に有名なのが
京都にある三十三間堂です
お堂の中央に御本尊である千手観音像があり、
その左右に各10段50列で計1000体
合計1001体の千手観音像が並んでいます
(教科書で見た方も多いのではないでしょうか)
機会があれば、是非お参り下さい