
少し忙しくしていて、ブログの更新が遅くなりました
皆様お元気にお過ごしでしょうか キセ石材・事務員No.3です
前回は、「第十六番 清水寺」について勉強したので、
今回は「第十七番 六波羅蜜寺」について勉強したいと思います
六波羅蜜寺と聞いて、皆さんは何を思い出しますか
歴史や美術の教科書にも載っていた「空也上人像」をご存知でしょうか
そう、あの口から阿弥陀如来が六体でている像です
空也上人はひたすら「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えると
すべての人が極楽往生できるという口称念仏を実践していて、
南、無、阿、弥、陀、仏の一音一音が阿弥陀仏になったという伝説を
彫刻で表現しているそうです
鎌倉時代の作品だそうですが、彼が念仏を唱えながら歩く姿が
表現されています
(この様に口から仏像がでている空也上人像は、他にもあるそうです)
空也上人は、平安時代の僧で、醍醐天皇の第二皇子だったという説も
あるそうですが、天暦5年(951年)、この空也上人によって
創建されたそうです
上人の没後、平安後期には平家一門の保護により広大な境内と
なったそうですが、平家が没落すると、源氏、北条、足利と
変遷していく中、焼失したり、復興したりを繰り返したそうです
御詠歌は、
重くとも 五つの罪は よもあらじ 六波羅堂へ参る身なれば
御本尊は、空也上人が自ら彫ったとされる十一面観世音菩薩です